サブ3.5を達成したいアラフォーおじさんの日記

走ったり、本読んだりしてる人です。

30km走のこと

フルマラソン対策としてやらなければいけないとわかっていつつも、なかなかやる気が起きない30km走。ついつい先伸ばしにしていたが、金沢マラソンまで1ヶ月を切ったのでやることにした。ネットなんかをあれこれ見ていると30km走は必要ないという人もいるが、個人的にはやった方がいいと思っている。これまでフルマラソンは4回走っているが、30km走を事前にやるとやらないでは気の持ちようが全然違う。30km走をやってフルマラソンに臨むと気持ちにもゆとりができるし、後半もあまりバテない(あくまでも個人的感想)。

 

ただし、実際に30km走をするとなると問題となるのがコースである。例えば家から割と近くの皇居であれば6周走れば30kmだが、飽き性の私は周回コースが得意ではない(実際のところ皇居を2周以上したことはない)。となると隅田川テラスあたりが候補になってくるが、折り返しがあるコースも「今走ってきた距離をまた走るのか…」なんてことを考えてしまって急激にモチベーションが下がってしまうのであまり気が乗らない。マラソンとは練習も含めてつくづく強靭なメンタルが必要なスポーツだなと思う。

 

ちなみに以前30km走をやった時は大江戸線を1周するコースを走った。個人的にはこの大江戸線1周コースはとても気に入っている。というのは駅を目指して走り、着いたらまたその次の駅を目指すというのはモチベーションが保ちやすいからである。前回もそんな感じで走っていたら割とあっという間に30kmを走り終えていた。じゃあ今回も大江戸線1周ランをしようかと思ったが、これを機に30km走コースのバリエーションを増やすのもいいかと思い別のコースを設定することにした。そんなわけで今回は電車で家から30kmくらいの所まで移動し、そこから戻ってくることにした。

 

早速地図とにらめっこして、出発地点を府中にすることにした。家から府中までがちょうど30kmだったというのはもちろんだが、府中は中学から大学を過ごした街でもある。社会人になってからは訪れることはほとんどなくなってしまったので、久しぶりに行ってみようと思ったわけである。

 

そんなわけで電車を乗り継ぎ、府中に着いたのは12:30頃。駅周辺を散策したり、昔住んでいた家や通っていた学校の周辺にも行ってみたいと思ったが、あまり時間を使いすぎると家に帰る時間が遅くなってしまう。散策はまた今度、ということで駅周辺だけを軽くぶらぶらし、まずは30km走のためのエネルギーを補給することにした。


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▲久しぶりに訪れた府中。


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▲駅のコンコースにはラグビーのモニュメントが。


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▲ここには昔は中古CDショップ「ポポロ」があったが、時代の流れなのかラーメン屋に変わっていた…

 

そんなこんなで訪れたのがらいおんラーメン。府中やその周辺に住んでる人なら知らない人はいない有名店である。高校生や大学生の頃はよく食べていたので、府中に行くなら絶対に寄ろう!と決めていた。この店で働いていた人のお店が水道橋にもあって、社会人になってからはそちらのお店にはたまに行っていたのだが、いつのまにか閉店していた。この味を満喫するには府中に来るしかない。

 

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▲府中在住のときは頻繁に行っていたらいおんラーメン。久しぶりに食べたけど、相変わらず美味かった。

 

ラーメンを食べ終えた私は消化のために少しだけ休憩を取り、30km先の自宅へ向けて走り始めた。もう夏は終わったと思っていたが、日中の気温は30℃。それでも府中から調布のあたりは涼しい風が吹いているのでそこまで暑さは感じない。このままいけば、あっという間に30km終わるだろうなと思ってしまうくらい快調に走れていた。


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▲こちらも久しぶりに訪れた調布飛行場。しばらく滑走路を眺めていたけど、飛行機はまったく見れなかった。

 

調布から高井戸に出るまでは、東八道路を走った。ここは歩道がとても広くて走りやすい。が、日差しを遮るものはないし、風もない。暑さで徐々に体力が削られていくのがわかる。とりあえず水分の補給だけはしっかり行い脱水症状にならないように注意する。高井戸から甲州街道を通りひとまず新宿を目指すが、だんだん足取りが重くなる。明大前あたりからはなぜか心臓まで痛くなってきてちょっとした危機感を覚えたのでこまめに休憩を挟みながら進むことにした。

 

ここからは本当にしんどくて、走ったり休憩したりを繰り返しながらなんとか新宿へと到着した。少し足休めをしながら無意識にコミュニティサイクルの場所を検索している自分がいた。新宿御苑付近にコミュニティサイクルがあるらしいので、とりあえずはそこまで行って、そこからのことはその場で考えることにした。ちなみにこの時のペースは6:30/kmまで落ちていた。

※それまでは5:30/kmくらいで走っていた。

 

しかしここから謎の現象が起こる。暑さの中20km以上走ってきて、足も少し痛くなっているしペースもガクンと落ちてきていたのに、新宿御苑に着いた頃にペースが戻ってきたのである。日が落ちてきて直射が当たらなくなったせいなのかわからないが、再び5:40/kmくらいにペースが復活したのである。もうここまできたら気合いで乗り切って30km走り切ろうと思い足を進める。そんなこんなで新宿御苑から四ツ谷、そして皇居を経由してゴール地点の我が家へと到着して無事に30km走を完走することができた。

 

フルマラソンに余裕を持って臨むための30km走だったはずが、結果として少し自信をなくす結果となってしまったので、改めて暑くない日に再チャレンジしたい。

北信州ハーフマラソンのこと

9月22日、長野県は飯山市で開催された北信州ハーフマラソンに参加してきた。10月からの3ヶ月は金沢、横浜、大阪と毎月フルマラソンが控えているので、そこへ向けたちょっとした脚試しというのが参加した目的である。ちなみに今年で7回目を迎えたこの大会は、前半のアップダウンが厳しいのと、コースから見える景観が素晴らしいのが特徴である。

 

この大会には去年も参加したのだが、大会前は猛暑で思うように練習が出来ず、そのまま本番を迎えたら見事に撃沈し、ゴールまで2時間7分もかかってしまったという苦い思い出がある。今年はそのリベンジというわけではないが、この厳しいコースを足を切らさずに走りきり、ハーフの自己ベスト(1時間53分)更新とあわよくば1時間50分切りを達成できたらよいと思っていた。

 

去年は暑さであまり走ることができなかったが、今年は暑さ回避のため、走る時間帯は夜のみとし、練習もただ漫然と走るだけではなく、インターバル走やペース走などメリハリを持たせることを強く意識してきた。そんなわけで不安いっぱいで本番を迎えた去年とは違い、今年は清々しい気持ちで本番を迎えることができた。と言いつつ、緊張してトイレに何度も駆け込んだのはここだけの秘密である。

 

練習はしっかり積んできたが、アップダウンが激しいコースを攻略するにはしっかりしたレースプランを立てないといけない。去年走った経験を踏まえると、前半のアップダウンが激しい区間ではなるべく足を使わずに走って体力を温存し、後半のフラットな区間でペースを上げるのがベストという結論に達した。

 


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▲(参考)コースの高低図。全体的に下り基調だが、時おり現れる上りが急だったり、長かったりで地味に足にダメージが残る。

 

※ちなみにオフィシャルサイトではコース係長が攻略法を紹介しているが、やはり前半でいかに脚力を残すがポイントとなっている。ちなみに私がこのページを発見したのはレース後のことである。

kitashinshu-halfmarathon.jp

 

すっかり前置きが長くなってしまったが、今年の北信州ハーフマラソンはどうだったのかというと、レースプラン通り前半のアップダウンで足を切らさず後半でペースを上げる走りができ、1:51:44(ネットタイム)で何とか自己ベストを更新することができた。あわよくばと思っていた1時間50分切りは叶わなかったが、コースの高低差がほぼないMINATOシティハーフマラソン2018で出した1時間53分という自己ベストをアップダウンの激しい北信州のコースで更新できたことには満足している。

 

それでも反省点を挙げるならば、スタート直後の急登に怯んで最初の1kmに6:20もかけてしまったことと、後半ペースを上げるタイミングが遅くなってしまったことの2点である。(途中トイレ立ち寄りで40秒ロスしたが、こればかりはどうすることもできない。)これは結局はメンタルの問題で、スタート直後の激坂では「ここで早々に足を使って後半に響いたらツラい」、アップダウンが終わって後半に入ったときも「足に少し疲労感があるから、今ペースを上げたらゴールまで持たないだろう」とつい弱気になってしまう部分があった。今思えば、玉砕覚悟でもっとペースを上げてもよかったのかと思う。

 

しばらくはハーフマラソンに参加する予定はないが、もし次に参加する機会があれば1時間50分切りを狙ってみたい。ただし、今は10月以降に控えるフルマラソン3連戦のいずれかでサブ4を達成することが最優先の目標。とりあえず9月は北信州ハーフマラソン疲労をしっかり抜くべく練習は軽めのジョグのみとし、来月からしっかりと追い込んで行きたいと思う。

 

それでは今日のところはこれで。

 

 

 

 

 

函館マラソンのこと(番外編)

函館マラソンが終わってから早2ヶ月。シンスプリントのせいで満足に練習はできず、さらには大会直前の6月は40kmしか走れなかったため、本番は言うまでもなく撃沈。そして日本一過酷なファンランと言われるほど過酷なコースに完膚なきまでに叩きのめされた私は、もう函館マラソンは走らないと思っていた。(下記記事参照)

 

1643.hatenablog.com

 

ただ、シンスプリントが治り、満足に走れている今ではまた走ってみたいという気持ちが湧いてきている。今年の函館マラソンは後半まで足がもたず、最後は歩く走るの繰り返しになってしまったのだが、やはり今思うとそれがとても悔しい。というわけで来年こそは歩かずに完走を目指したい。

 

ちなみに今年の函館マラソンは私の中のイメージでは前半こそ楽にそして快調に走れていたが、後半のアップダウンに足がやられ撃沈したと思っていた。しかし、改めてコースの高低図を見てみると、私がキツいと思っていた後半よりも前半の方が高低差が激しかったことが判明。個人的に感じていた後半のキツさは、コースのせいではなく単に私が前半の本当に高低差の激しいコースで気づかないうちに足を使っていたからなのであった。


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▲函館マラソンコースの高低図(出典:函館マラソン公式HP

 

来年も同じコースだと仮定すると、函館マラソンを歩かずに完走するには前半はなるべくペースを抑えて体力の消耗を極力防ぎ、後半に足を残すというのが最良の選択ではないだろうか。もちろん大会に向けてしっかりと走りこみ、アップダウンに対応できる足を作ることが必要なのは言うまでもない。

 

今は秋以降に控えている北信州ハーフマラソン、金沢マラソン、横浜マラソン大阪マラソンそれぞれに向けて走りこんでいるが、これらの大会が一段落したら、函館マラソンへ向けてまたしっかりと練習し、満足ができる走りをしたいと思う。

 

【番外編】

というわけで函館マラソンリベンジを向けて色々と書いてきたが、また函館に行きたい理由はもうひとつある。それはベイエリアにあるレストラン「ITALIAN GO GO」のチーズリゾットをもう一度食べたいからである。

 

このITALIAN GO GOへは函館マラソン当日の夕方、つまり走り終えた後に行った。独特な空気感を漂わせる店主、店内の照明が電子レンジなどを使った際に暗くなるなど個人的にツボだったこのお店は、オーダーした料理がなかなか出てこない。でも散々待って食べた料理がどれもかなり美味しくて驚きの連続だった。中でも名物のチーズリゾットは1人で2名分は食べたいほど美味しかった。

 

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▲ITALIAN GO GOで食べたタリアータ。オーダーしてから料理が提供されるまでリアルに1時間以上かかったが、これも味は超絶品。

 

というわけで来年は函館マラソンをサクッと完走し、夜はITALIAN GO GOでゆったりとしたディナータイムを楽しむ。名物のチーズリゾットはもちろんだが、今年気になりつつも胃袋の容量の問題でオーダーできなかった料理を食べることを楽しみに練習を頑張りたいと思う。

 

それでは今日のところはこれで。

旅ランのこと(大津編)

ここ数年、旅行も兼ねて地方のマラソン大会に参加することにハマっている。初めて地方のマラソン大会に参加したのは2017年の松本マラソンであるが、それからというものマラソンついでにその地方のグルメを満喫したり、街並みを眺めるのが個人的にとても好きになった。(最近では函館にも足を運んだ)

 

ただマラソンと旅行の両方を楽しむことは行程的にも体力的にも少しキツい。マラソン前夜はお酒は飲めないし、当日は当日でマラソン自体で4〜5時間取られる上に、マラソン後の疲れ切った体にムチを打って観光するのもなかなか大変である。せっかく地方に行くならお酒も飲んで、万全な状態で観光も楽しみたい。それならば旅ランという旅行ついでに走りに行くのもいいのでは?と思い、急遽1泊2日の大津旅ランをしてきた。目的地に大津を選んだのには深い意味はなく、近江牛たねやのおかしを食べ、琵琶湖畔を走りたかったというただそれだけのことである。

 

ちなみに今回の旅ランの行程は下記の通り。

 

1日目

朝:新幹線と在来線を利用し大津駅へ向かう。

昼:レンタカーで近江八幡へ向かい近江牛を食べる。

  近江牛を食べたらたねやでデザートを食べる。

夕:来来亭でラーメンを食べる。

夜:ホテルへチェックイン。


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近江牛といったらカネ吉山本。そのカネ吉山本が運営する近江牛肉特選レストランティファニーで食べた近江牛ステーキ。とても柔らかくて美味しかった。


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ティファニーのほど近くにあるラコリーナ近江八幡。本当は焼きたてバウムクーヘンが食べたかったが、あまりの行列に断念。代わりに焼きたてのカステラを食べたが、これはこれでとても美味しかった。

 
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来来亭の特製ラーメン。マラソン前ならお酒は飲めないが、今回はマラソンなしなのでビール2杯とレモンサワー1杯の計3杯飲んだ。ちなみにラーメンの他には餃子と焼き飯もオーダーして来来亭をしっかりと満喫した。




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▲今回宿泊したびわ大津プリンスホテル

 

2日目

朝:琵琶湖畔をランニング。

  ホテルのレストランで朝食。

昼:レンタカーでびわ湖バレイへ。

夕:京都へ向かい551の豚まん等の土産を購入。

  ますたにでラーメンを食べる。

夜:新幹線で東京へ戻る。


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▲楽しみにしていた琵琶湖畔ランニング。前夜はホテルの部屋でも飲んだので起きれるか不安だったが、5時半にバシッと起床。朝日を浴びならが琵琶湖畔を走るのはとても気持ちがよかった。 


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 ▲ランニングから戻った後はホテルで朝食。ホテルの朝食ブッフェはついついテンションが上がって取り過ぎてしまうが、美味しかったので完食。


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▲ホテルをチェックアウトして向かったのはびわ湖バレイ。渋滞とロープウェイ待ちの行列にもめげそうになったが、山頂からの景色はとてもキレイだったので行ってよかった。 


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▲新幹線で東京へ戻る前に京都の街もぶらっと。 


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▲ますたにで食べたチャーシューメン。あっさりの醤油スープに背脂の組み合わせがたまらない。 

 

1泊2日の大津への旅ランを終えて思ったのは、旅ランはやっぱりすごくよいということ。何よりも翌日のコンディションを気にせずお酒が飲め、食べたいものを我慢せずに好きなものを好きなだけ食べることができるのが地味にうれしい。とても1回のランニングでチャラになることはないのだが、ラーメンに炒飯と餃子をつけるという普段なら罪悪感を感じるようなやんちゃなことができるのも旅ランの醍醐味だろう。

 

ここまで飲食のことばかり書いてきたが、もちろんランニングもとてもよかった。宿泊先から出発するならどこを走るのがいいだろうかと、地図とにらめっこしながらランニングコースを考える時間も楽しいし、実際に見知らぬ土地を観光気分で走るのも楽しい。特に琵琶湖畔は遊歩道が整備されているのでとても走りやすいし、水辺を走るあのなんとも言えない気持ちよさが味わえるのもグッド。日本三大名橋の一つである瀬田の唐橋を渡ることができたのはなかなか感慨深かった。

 

というわけですっかり旅ランにハマってしまった私は次はどこへ行こうかと思案するのであった。

 

【結論】

地方マラソンのついでに観光をするのもよいが、観光やグルメをより楽しむには旅ランが最適。お酒は気兼ねなく飲めるし、食べたいものを好きなだけ食べることもできるので食事もノンストレス。 ランニングもリラックスして観光気分を味わうことができるのでこれも楽しい。これから年を取りフルマラソンができなくなっても旅ランは続けていきたいと思う。

 

それでは今日のところはこれで。

函館マラソンのこと(当日編)

シンスプリントを抱えたまま迎えた函館マラソン。緊張して眠れなかったらどうしようという不安もあったが、旅の疲れもあり前夜はしっかりと睡眠を取ることができた。予定通り朝6:30に起きた私は、これから走るフルマラソンのため、前夜に購入していたハセガワストアのやきとり弁当を食べた。普通であれば起きてすぐに食べるようなものではないが、あまりの美味しさにペロリと完食。やきとり弁当を食べたら、シンスプリントが痛まないようにしっかりとテーピングをし、身支度を整えてホテルを出発。

 

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ハセガワストアのやきとり弁当。朝から食べられるほど美味しかったので、今度は出来たての状態で食べたい。


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▲函館マラソンはこのような出で立ちで挑んだ。

 

 市電に10分ほど乗り会場へ着くと、まずは荷物を預け、トイレを済ませる。トイレ待ちの行列はそこそこ長いが、気が滅入るほどではなく10分ほど待って無事にボディの軽量化が終了。スタート会場は陸上競技場なので、待機列に整列する前にウォーミングアップがてら競技場のトラックを軽く走る。やはりスネは痛む…ということで不要な運動は控え、スタートまではストレッチなどをしながら大人しく待機することに。天気は曇りの予定だったが、小雨が降るコンディションにテンションは下がる。

 
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▲スタート30分前に、配布された発売前のアミノバイタルを補給しマラソンに備える。

 

開会のセレモニーの後、まずはハーフマラソン参加者からスタート。その数分後にフルマラソンがスタートした。スタート直後はコースも混雑していたが、人の波を縫うように走ることはせず焦らずゆっくりと走る。マラソンが始まって興奮しているからなのかスネは痛まず問題なく走れている。ペースが上がりすぎて後半バテないように鼻呼吸で走ることを意識する。このときふと手元のランニングウォッチで心拍数を見ると、170という表示が見えた。かなり高いと思ったが、これはマラソンで緊張しているせいだと甘く見ていた。

 

そんなこんなでスネの痛みを感じることなく快調に函館市内を走る私。事前にルートは確認していたが、初めての土地なので自分が一体どこを走っているのかまったくわからない。この先どんなところを走るのか…そんなことを考えつつ、最初の10kmは58分、20kmも1時間53分と良いペースで進む。今まで散々苦しめられたシンスプリントの痛みが嘘のようにスネはなんともない。あまりにも調子が良いのでこれはサブフォー狙えるかもと思えてきた。

 

25kmも2時間21分と順調に進んできたが、谷地頭あたりに来てから突然コースのアップダウンが激しくなってきた。のぞむところだとばかりに気合は入るものの、足がまったくついていかない。鼻呼吸でペースを抑えていたつもりが、実はいつもより高い心拍数で走っていたため簡単に言うとバテてきたのである。これはマズい、何とかしなければとエナジージェルを投入するも、体力回復の兆しは見えない。

 

30km通過タイムは2時間55分。距離を重ねるにつれてだんだん重くなっていく足。それでも歩くことなくなんとか走り続けていたが、ベイエリア手前のともえ大橋でついに走れなくなった。足がむくんだせいで靴がキツい。紐をゆるめ、エイドでコールドスプレーを吹きかける。再び走り出すが、ちょうど日差しも出てきて暑い。このまま走り続けるのは無理だと判断し、ここからは歩きながら進み、少しでも体力が回復したら走る作戦に切り替えることにした。

 

歩く走るを繰り返しながら40kmを通過したのは4時間14分。あと2km頑張ってせめてサブ4.5は達成しようと思い走る。すると今度はふくらはぎが痙攣し、攣る寸前に。路肩でふくらはぎのストレッチを行い再び走り出すも、ふくらはぎの痙攣は治まらない。ここでふくらはぎが攣ったらサブ4.5は無理だと思い、早歩きにシフト。そんなこんなで進んでいると41.5km地点で4時間30分のペーサーが追いついてきた。最後の力を振り絞りなんとかペーサーに食らいつく。でも力むと足が攣りそうでツラい。

 

足の痛みに苦しみながらゴール地点の競技場に入る。ペーサーの方から「まだ間に合うよー」との声を受け、ゴールまでダッシュ。なんとか4時間29分46秒(ネットタイム4時間28分36秒)でゴールすることができた。結果的には散々なレース運びではあったが、完走できない可能性もあったことを考えると「自分で自分を褒めたい」と思っても良いだろう。

 

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▲完走後すぐに発行してもらえる記録証。今年からもらえるようになったメダルも函館っぽいデザインなのがとても良い。

 

というわけで走りきってしまえば、レース中のツラくて惨めな自分のイメージは消え去り、日本一過酷なファンランを走りきったすごい俺とセルフイメージは都合よく書き換えられるのであった。

 

ちなみに来年もまた走りたいかと言われると、今の時点では正直走りたくないw 

 

【結論】

函館マラソンは日本一過酷なファンランというのは間違いない。その過酷なコースを攻略するにはやはりそれなりの練習が必要。

 

 

 

函館マラソンのこと(前日編)

2019年7月7日に函館マラソンに参加してきた。4月の終わりからシンスプリントのせいで満足に走れないまま迎えたフルマラソン。制限時間が5時間30分ということで、もしかしたら完走できないかもしれない。そんな思いを抱えたまま函館へ到着したのが前日の7月6日11時45分。

 

はるばる来たぜ函館。
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函館マラソンは会場での事前受付は不要なので、そのままどこかで昼食をとるなり、ホテルのチェックインの時間まで観光するなりしても良かったのだが、私はおもてなしフェスタ(要は前日祭)を開催しているスタート会場「千代台公園陸上競技場」へと向かった。目的は参加賞の受け取りと函館マラソンオリジナル記念Tシャツ(3,000円)の購入である。

 

函館マラソン(フルマラソン)は完走すると完走メダルとタオルをもらえるのだが、逆に言えば完走しないともらえない。ということは途中リタイアした場合に記念となるものが何も残らない。それではちょっと物寂しいというわけで、Tシャツを買いに行くことにしたのである。ちなみTシャツはマラソン当日の午後でも販売していたので急いで行く必要はなかったかもしれないが、大会ホームページには数量限定とあったので、売り切れる前に買わなければ!と必要以上に焦っていた。

 

会場に着いた私はまずは参加記念品を受け取り、それからTシャツの売り場へと向かい無事に自分のサイズであるXLのTシャツを購入した。ちなみによくよく案内に目を通してなかった私は参加記念品がオリジナルのランニングキャップであることを受け取って初めて知った…(ランニングキャップが記念品として登場するのは2016年大会以来らしい)マラソン大会は何度も出ているからと参加案内にはあまり目を通していなかったが、やっぱりちゃんと読むのは大事だと実感。

 

無事に購入できたTシャツ。サイズをLにするかXLにするか少し迷ったが、私と同じくらいの体格の男性販売員さんにたずねると「僕もXLだから、XLで間違いない」ということでXLを購入。ジャストサイズだった。
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それでもTシャツをゲットできた安堵感と自分の中ではサプライズだったランニングキャップをもらえて満足した私はそのまま蛍光イエローのキャップを被り街中へと繰り出した。街中には私と同様に記念キャップをかぶった同士がたくさん。いつもなら恥ずかしさを感じるのだろうが、気分が高揚しているのか全く気にならない。

 

参加記念品のランニングキャップ。街中にはこの蛍光イエローのランニングキャップ姿の人々がたくさんいてなんだか面白かった。

(私もその景色の一部だったわけだが…


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そうしてド派手な蛍光イエローのランニングキャップを被った私は会場を後にして、会場の近くにあるラッキーピエロで昼食をとり、ホテルにチェックイン。部屋で荷解きをして軽く休んだあとに、ベイエリアスターバックスコーヒーでラテを飲んでくつろぎ、その後きくよ食堂でうに丼を食べ、最後はハセガワストアでマラソン前の朝食用のやきとり弁当を買って床につくのであった。

 

スタート会場の近くにあるラッキーピエロ本町店。店員さんは妙齢のベテランばかりでなんだか心安らぐ雰囲気。ちなみにポテトにはホワイトソースとミートソースらしきものがかかっているのがたまらない。
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私がオーダーしたのは一番人気のチャイニーズチキンバーガーではなく、会長お気に入りというラッキーエッグバーガー。見た目はちょっとアレだが、味は抜群でかなり美味しい。
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夕食で食べたきくよ食堂のうに丼。値段はおたずねくださいとあったので、ドキドキしながらたずねると4,500円とのこと。これも経験だとばかりに強がってオーダーしたものの、虚勢だとバレたのか何度も大丈夫ですか?と確認される始末。でも実際にうにが一面にのった丼を目の前にすると興奮はとまらない。そんなわけで一口ほおばると、味は意外とアッサリ。でも箸はとまることなくあっという間に完食。
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【結論】

参加案内にはしっかりと目を通そう。

 

つづく

 

 

シンスプリントのこと(装具編)

シンスプリントに悩ませ続けれられ早2ヶ月。自己治癒を目指して筋トレやストレッチをしても全く治らないので病院へ行ったのが6月13日。そこから毎日ロキソニンテープを貼り、経過を観察することにした。

 

ちなみに病院へ行った6月13日の時点ですでにランニングを中止して2週間。ロキソニンテープの効果もあってか、診察から3日後の6月16日には痛みがだいぶ引いてきた。それでも安静していなければ行けなかったのだが、7月7日の函館マラソンのことが心配になって少し走ってしまった。

 

その日のインスタの投稿を見ると、かすかに痛いような気がする程度とある。

https://www.instagram.com/p/ByxgIHZnegH/

ランニング他ジャンプ系の運動をすべて封印して約2週。シンスプリントの痛みはほとんどなくなったので軽めのラン。なるべく着地の衝撃を受けないよう、そして着いた足で地面を蹴らないよう意識して足を運ぶ。ランニング中はかすかに痛いような気はしたが、一時期の歩けないほどの痛みはない。とはいえ油断して痛みがぶり返さないよう気をつけよう。P.S.まだまだ本調子ではないなか、10月の金沢マラソンに当選した。#ginzacentralstreet #銀座中央通り #ginza #銀座 #tokyo #東京 #japan #日本 #googlepixel3 #グーグルピクセル3 #symmetry #シンメトリー #nofilter #無加工 #onepointperspective #一点透視図法 #shinsplints #シンスプリント #hakodatemarathon #函館マラソン #kanazawamarathon #金沢マラソン #running #ランニング #nikerunclub #nrc #ナイキランクラブ

 

一時は走ることができず疲労骨折したかと思うほどの激痛だったのが、かすかに痛みを感じる程度にまでなったことに安心して、6月18日に再度ランニングを実施。

 

この日のことは覚えているが、スネにははっきりした痛みが出た。

https://www.instagram.com/p/By6PG8znqnw/

シンスプリントが悪化しないようにと2週間以上ランニングを中止したのに、ランニングを再開したらまたスネが痛む。そんな状況で秋以降のマラソンも複数当選。やれることはなんでもやる!ということで装置具による痛みの緩和を試してみることにする。#alley #路地 #running #ランニング #nikerunclub #nrc #ナイキランクラブ #tokyo #東京 #japan #日本 #googlepixel3 #グーグルピクセル3 #symmetry #シンメトリー #nofilter #無加工 #shinsplints #シンスプリント #onepointperspective #一点透視図法 #hakodatemarathon #函館マラソン #kanazawamarathon #金沢マラソン #yokohamamarathon #横浜マラソン

 

 こういう時は安静にしているのが一番なのだろうが、マラソンも近いので何もしないのも落ち着かない。ということで痛みが緩和されるようなアイテム(サポーター類)を試して見ることにした。

 

購入したサポーター、ソックスなど。

https://www.instagram.com/p/By_UNAPndSH/

休足してもシンスプリントが改善されないので、モノに頼ってみることにした。秋以降にフルマラソンが複数控えているので、それまでには万全な体制に持っていきたい。#running #ランニング #shinsplints #シンスプリント #zamst #ザムスト #hakodatemarathon #函館マラソン #kanazawamarathon #金沢マラソン #yokohamamarathon #横浜マラソン #osakamarathon #大阪マラソン

 

早速サポーター類を着けて走ってみた。まぁそれ自体が治療目的で作られているものではないので、正直に言うと期待したほどの効果は感じることができていない。しかし函館マラソンまでもう1週間もないので、足の痛みを悪化させないように軽いランニングをしつつコンディションを整えていこうと思う。

 

【結論】

結局のところシンスプリントは痛みが完全に治るまでは安静にしていないといけない。サポーター類も治療目的の製品ではないので、気休め程度に考えた方がよい。