サブ3.5を達成したいアラフォーおじさんの日記

走ったり、本読んだりしてる人です。

函館マラソンのこと(当日編)

シンスプリントを抱えたまま迎えた函館マラソン。緊張して眠れなかったらどうしようという不安もあったが、旅の疲れもあり前夜はしっかりと睡眠を取ることができた。予定通り朝6:30に起きた私は、これから走るフルマラソンのため、前夜に購入していたハセガワストアのやきとり弁当を食べた。普通であれば起きてすぐに食べるようなものではないが、あまりの美味しさにペロリと完食。やきとり弁当を食べたら、シンスプリントが痛まないようにしっかりとテーピングをし、身支度を整えてホテルを出発。

 

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ハセガワストアのやきとり弁当。朝から食べられるほど美味しかったので、今度は出来たての状態で食べたい。


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▲函館マラソンはこのような出で立ちで挑んだ。

 

 市電に10分ほど乗り会場へ着くと、まずは荷物を預け、トイレを済ませる。トイレ待ちの行列はそこそこ長いが、気が滅入るほどではなく10分ほど待って無事にボディの軽量化が終了。スタート会場は陸上競技場なので、待機列に整列する前にウォーミングアップがてら競技場のトラックを軽く走る。やはりスネは痛む…ということで不要な運動は控え、スタートまではストレッチなどをしながら大人しく待機することに。天気は曇りの予定だったが、小雨が降るコンディションにテンションは下がる。

 
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▲スタート30分前に、配布された発売前のアミノバイタルを補給しマラソンに備える。

 

開会のセレモニーの後、まずはハーフマラソン参加者からスタート。その数分後にフルマラソンがスタートした。スタート直後はコースも混雑していたが、人の波を縫うように走ることはせず焦らずゆっくりと走る。マラソンが始まって興奮しているからなのかスネは痛まず問題なく走れている。ペースが上がりすぎて後半バテないように鼻呼吸で走ることを意識する。このときふと手元のランニングウォッチで心拍数を見ると、170という表示が見えた。かなり高いと思ったが、これはマラソンで緊張しているせいだと甘く見ていた。

 

そんなこんなでスネの痛みを感じることなく快調に函館市内を走る私。事前にルートは確認していたが、初めての土地なので自分が一体どこを走っているのかまったくわからない。この先どんなところを走るのか…そんなことを考えつつ、最初の10kmは58分、20kmも1時間53分と良いペースで進む。今まで散々苦しめられたシンスプリントの痛みが嘘のようにスネはなんともない。あまりにも調子が良いのでこれはサブフォー狙えるかもと思えてきた。

 

25kmも2時間21分と順調に進んできたが、谷地頭あたりに来てから突然コースのアップダウンが激しくなってきた。のぞむところだとばかりに気合は入るものの、足がまったくついていかない。鼻呼吸でペースを抑えていたつもりが、実はいつもより高い心拍数で走っていたため簡単に言うとバテてきたのである。これはマズい、何とかしなければとエナジージェルを投入するも、体力回復の兆しは見えない。

 

30km通過タイムは2時間55分。距離を重ねるにつれてだんだん重くなっていく足。それでも歩くことなくなんとか走り続けていたが、ベイエリア手前のともえ大橋でついに走れなくなった。足がむくんだせいで靴がキツい。紐をゆるめ、エイドでコールドスプレーを吹きかける。再び走り出すが、ちょうど日差しも出てきて暑い。このまま走り続けるのは無理だと判断し、ここからは歩きながら進み、少しでも体力が回復したら走る作戦に切り替えることにした。

 

歩く走るを繰り返しながら40kmを通過したのは4時間14分。あと2km頑張ってせめてサブ4.5は達成しようと思い走る。すると今度はふくらはぎが痙攣し、攣る寸前に。路肩でふくらはぎのストレッチを行い再び走り出すも、ふくらはぎの痙攣は治まらない。ここでふくらはぎが攣ったらサブ4.5は無理だと思い、早歩きにシフト。そんなこんなで進んでいると41.5km地点で4時間30分のペーサーが追いついてきた。最後の力を振り絞りなんとかペーサーに食らいつく。でも力むと足が攣りそうでツラい。

 

足の痛みに苦しみながらゴール地点の競技場に入る。ペーサーの方から「まだ間に合うよー」との声を受け、ゴールまでダッシュ。なんとか4時間29分46秒(ネットタイム4時間28分36秒)でゴールすることができた。結果的には散々なレース運びではあったが、完走できない可能性もあったことを考えると「自分で自分を褒めたい」と思っても良いだろう。

 

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▲完走後すぐに発行してもらえる記録証。今年からもらえるようになったメダルも函館っぽいデザインなのがとても良い。

 

というわけで走りきってしまえば、レース中のツラくて惨めな自分のイメージは消え去り、日本一過酷なファンランを走りきったすごい俺とセルフイメージは都合よく書き換えられるのであった。

 

ちなみに来年もまた走りたいかと言われると、今の時点では正直走りたくないw 

 

【結論】

函館マラソンは日本一過酷なファンランというのは間違いない。その過酷なコースを攻略するにはやはりそれなりの練習が必要。