サブ3.5を達成したいアラフォーおじさんの日記

走ったり、本読んだりしてる人です。

読書記録〜『アルティメットフォアフット走法』(みやすのんき著、実業之日本社)〜

フォアフット走法は足裏の前足部で着地をするマラソン走法である。このフォアフット走法は私の感覚では大迫傑選手がマラソン日本記録を更新してから興味を持つ人が一気に増えた気がする。この頃は普段ランニングをするときに、つま先着地でかかとをつけないで走るランナーを多く見かけたものである。

 

かく言う私も見よう見まねでフォアフット走法(つま先着地)を試したことがあるが、多くの人がそうなったように私もふくらはぎの筋肉痛に悩まされた。そもそも足の動きが間違っているから痛むのに、ふくらはぎの鍛錬が足りないからと思いこみ、バカみたいにカーフレイズに打ち込んだりした。

 

そうして間違ったフォアフット走法を続けているうちにシンスプリントを患い、しばらく走れない時期を経験した。それからはフォアフット走法は自分には合わないだろうということでフラット着地で走ることにした。

 

しばらくフラット着地でのランニングを続けていた私は、ある日書店で『アルティメットフォアフット走法』(みやすのんき著、実業之日本社)という本を見つけた。一度はフォアフット走法に心惹かれた私は、本書を見かけたとき正直心かざわついた。

 

●この本を読んだねらい

本書をパラパラと眺めてみると、フォアフット走法のやり方がものすごく丁寧に解説されていた。足の動かし方から着地の仕方など、私がやっていたものとはまったく違った動きが描かれていたのである。ならば今度こそしっかりとフォアフット走法の基本を学び、身につけてみようと思ったのが本書を読んだきっかけである。

 

●読んだよかったこと、感じたこと 

フォアフット走法はつま先着地でかかとをつけずに走る走法だと思っていた。それが間違っているとわかったことが本書を読んでよかったことである。フォアフット走法で大事なのは重心真下に着地すること。そのためには膝から下の部分を膝より前に出さないで(脛を前傾させて)着地する必要がある。ここで膝下を前に振り出して重心より前に着地をすると私みたいにふくらはぎを痛めてしまうので注意が必要。ちなみに着地は足を地面に置くだけで、無理に地面を蹴ったりする必要はない。かかとについては、地面に着いたか着かないか軽く接地する程度(ハガキ一枚入る感覚) でよい。

 

●この本を読んで、自分は今から何をするか

フォアフット走法を確実に身につけるためにまずは練習の際に、一つひとつの動きを確認しながら走る。実践したら再び頭のイメージと動きが合っていたか振り返り、フォアフット走法を確実に自分のものにする。LSDやペース走、インターバル走など色々な練習パターンの中でも実践し、※フォアフットの動きを体に覚えさせる。

 

※フォアフットの動き

フォアフット走法はスケートをするような感じで地面に対して逆撫でするようにしながら重心の真下へ着地する。着地は小指の根元の小指球からから母指球側に倒れこむようにするが、ふくらはぎや足首に余計なテンションはかけない(つま先立ちでもかかとを浮かせるでもなく前足部から先に着地)。

 

地面に逆撫でするように着地すると、前足部が地面に引っかかり、前につんのめるようになるが、この力を重心移動に利用する。着地後は地面を蹴らず、地面からの反力を受けるだけにする。そうして跳ね上がった足をすぐに最短距離で真下へ着地させる。着地、地面からの反力を受ける、跳ねた足を戻すを繰り返す。

 

●3ヶ月後には何をするか、どうなっていたいか

 練習を繰り返してフォアフット走法を身につけたのちには、やはりフルマラソンハーフマラソンで自己ベストを更新したい。3月には練馬こぶしハーフマラソンに参加するので、ここで1時間45分切りを達成したい。フルマラソンは12月1日の大阪マラソン以降はエントリーしていないが、次のレースが決まった暁にはサブ3.5を達成したい。

 

 ▲今回紹介した書籍。フォアフット走法を身につけるための説明がとにかく丁寧にされているので、試してみたいという人や、ふくらはぎを痛めて挫折してしまったという人は一読の価値あり。