サブ3.5を達成したいアラフォーおじさんの日記

走ったり、本読んだりしてる人です。

金沢マラソン2019のこと(当日編)

●いよいよ金沢マラソン当日

サブ4という目標を達成するためにしっかり練習をして迎えた金沢マラソン。スタート会場に7時半頃ついた私は手荷物を預けてからトイレを済ませ、アップしながらスタートブロックへと向かった。朝の天気は曇りだったが、午後からは晴れると運営からアナウンスがあった。まさにマラソンにはうってつけのコンディションである。だが、ここ最近右すねにシンスプリントっぽい痛みが出ていたこともあり、正直なところ自分の中ではサブ4達成のイメージは抱けていなかった。


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▲スタートはDブロック。

 

●レースプランは最初から突っ込む

ただここまできたらとにかく走るしかない。理想的なレースプランは後半上げるネガティブスプリットだと言われることもあるが、それが私にはとても難しいことはこれまでのマラソン経験からわかっていた。なので今回は最初からハイペースで走って貯金を作り、後半のペースが落ちる場面では貯金を食い潰さないように耐えながら進むことにした。今回のコースは前半に大きなアップダウンがあり、後半は比較的フラット(下記コースマップ参照)。前半の上りを頑張ったあとは、長い下りで貯金を作り、後半は耐える。コース的にもそんなプランが適していると判断した。

 


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▲金沢マラソンコースマップ(出典:金沢マラソン公式HP

 金沢マラソンのコースは金沢の魅力が満喫できる7つのゾーンが設定されている。

 

●スタート〜10km

そんなわけでスタートをした金沢マラソン。まずは中心市街地ゾーンを走る。金沢駅前にそびえ立つ鼓門を眺め、香林坊片町といった繁華街を走り抜けるのは爽快。これまでフルマラソンは4度走っているが、金沢マラソンは沿道の応援がひときわアツいという印象。そんな応援についテンションが上り、最初の5kmは26:18と自分にしては速めのペースで走る。

 

5kmを過ぎて、市街地を抜けると街の喧騒はなくなり、落ちついた街並みのコースを走る。少し地味なところではあるが、ここも沿道の応援がアツい。テンションを維持するためにひときわアツい応援をしてくれる野球少年たちと積極的にハイタッチを交わす。仮装しているランナーやニックネーム入りゼッケンをつけている方への応援は特にアツい。私もニックネーム入りのゼッケンにすればよかったかなと少し後悔。この5kmは26:23、10kmは52:41で通過。

 

●10km〜20km

10km通過をしてほどなくコース上の最高地点(約67m)に到達。このタイミングでモルテンのジェルを摂取。新動脈:山側幹線ゾーンに入ると高速道路のようなトンネルもあるコースに変わり、沿道の応援もぐっと少なくなる。幹線道路ということで道幅は広く全体的に下り基調でこのあたりはあっという間に過ぎてしまった。10km〜15kmのタイムも26:06と好調に進む。

 

新動脈:山側幹線ゾーンを抜けた15km〜20kmは学生のまち文教ゾーンと旧街道まちなみゾーンを走る。文教ゾーンはまだ道幅は広くて走りやすかったが、このゾーンを抜けて旧街道まちなみゾーンに入るとコースは住宅街になり途端に道幅が狭くなる。クランクがあったりして気を使う場面も多く、このあたりで若干の疲れを感じ始める。そうしてまたスタート地点付近の金沢城公園に戻る。15km〜20kmのタイムは25:57とこれまでで一番速い。ちなみに20kmのタイムは1:44:44と私にとってはかなり好調なタイム。

 

●20km〜30km

20km〜30kmは歴史的景観ゾーンと白山連峰を望む田園ゾーンを走る。ここまで快調に走っていた私はひがし茶屋街付近で3:45のペーサーに追いついた。ここでは無理して追い抜くことはせず、付いていくことにした。そして中間地点を1:50:27で通過。少し疲れを感じ始めていたこともあるが、ハーフマラソンの自己ベストよりも速いタイムで今後が心配になる。しかし最初から飛ばすのはレースプラン通りであり、足もまだまだ動くので頭の中で問題ないとつぶやきながら進む。20km〜25kmのタイムは26:06でペースはなんとか維持。

 

引き続きペーサーに引いてもらいながら田園ゾーンを走る。曇りのち晴れの予報だったが、ここへきて土砂降りの雨。雨のマラソンは苦手ではないものの、キャップをかぶっていなかったので顔にかかる雨にストレスを感じる。そうこうしているうちにペーサーの姿がだんだんと遠くなっていく。25km〜30kmのタイムは26:44、30km通過タイムは2:37:34。だんだんと辛くなってきてタイムも落ち始めていたが、サブ4達成が見えてきて気持ち的な焦りはなくなる。

 

●30km〜ゴール

30km地点で3:45ペーサーから遅れてしまったが、ここからはサブ4だけに焦点を当ててマイペースに走ることにする。最後の12kmに備えここでもジェルを摂取する。30km〜35kmはまだ田園風景が続き単調なのと、足へのダメージが段々と蓄積してきてつらい局面。30km〜35kmは28:08とここへきてタイムの落ち方も顕著になってくる。

 

35kmからは駅西新都心ゾーンに入る。道幅は広い道路で走りやすい。まだ足は動くが段々とつらくなってくる。きっと表情にも疲れが出ていたのか沿道から「東京都頑張れ!」という声援をもらう。37kmを過ぎて足が限界に来たのでエイドで一度立ち止まりストレッチをしてまた走り出す。でもやっぱり足はつらい。35km〜40kmのタイムは29:53で40km通過タイムは3:35:35。タイムはものすごく落ちてきたがサブ4達成は確実に。

 

40kmからの2kmも走ったり止まったりしながらそれぞれ6:07/kmペースで進む。これまでのマラソンに比べればあまりペースが落ちずに走れていたが、それでも足がつらいことには変わりはない。ゴールの競技場に入ったときはやっと終われるという安堵の気持ちでいっぱいだった。競技場内の最後の直線で野口みずきさんとハイタッチを、そして君原健二さんとアイコンタクト交わし3:48:52でゴール。無事にサブ4を達成することができたのであった。

 

https://www.instagram.com/p/B4HIzJdHtU0/

金沢マラソン無事完走&サブ4達成。フルマラソンのレースプランは後半上げるネガティブスプリットがいいとか言われるが、そんなのは到底無理だと思っていたので最初から突っ込んで、後半はとにかく耐えるしかないと腹をくくっていた。今日は曇りのち晴れの予報が、途中から雨が降ってきてなかなかタフな展開に。そんな中私は10kmを51分、20kmを1時間47分、30kmを2時間40分とかなり順調に進んでいた。それ以降は予想してた通りズルズルとペースを落とし苦しい展開になったが、前半の貯金があったおかけでなんとかサブ4を達成することができた。(地味にうれしい#running #ランニング #nikerunclub #nrc #ナイキランクラブ #jogging #ジョギング #sub4 #サブ4 #kanazawamarathon #金沢マラソン #yokohamamarathon #横浜マラソン #osakamarathon #大阪マラソン #pacerunning #ペース走 #forefootrunning #forefootstrike #forefoot #フォアフット #フォアフット走法 #runningtrip #旅ラン

 ▲ゴール後の写真。正式な記録はグロスで3:51:58、ネットで3:48:52。

 

●ゴール後

ゴール後、完走証をもらい改めてサブ4を達成したことを実感。達成感をかみしめながら着替え、ゴール後のもてなし鍋を食べ、その後金沢マラソンフェスティバルでまずはご褒美ビールを飲む。それから倶利伽羅そば(なんて読むのかわからない)や能登牛ステーキ串や能登豚串を食べ空腹を満たす。


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▲ゴール後にいただいたふるまい鍋。雨の中ずぶ濡れになって走ったあとの体にはものすごく染みた…


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▲フルマラソン後のビールもまた体に染みた…


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▲金沢マラソンフェスティバルでは色々食べたかったが、やはり内臓へのダメージもあったのかあまり食欲が出ず、胃に優しそうなそばをチョイス。これもまた染みた…

 

今回サブ4を達成することができ、ひとまず自分にとっては大きな目標を達成することができた。今後は短期的にはサブ3.75、長期的にはサブ3.5に挑戦がセオリーなのだろうが、そこはどうしようかな思案中。

 

それでは今日のところはこれで。