ランニングシューズのこと
ランニングを始めて早9年。ここ数年でマラソン大会にも参加するようになったが、最初のうちは練習用と本番用でシューズを使い分けるという発想がなく、本番でもしばらくは練習用のシューズを履いていた。
ちなみに私が練習で使用しているのはナイキフリーランというシューズ。ランニングを始めた9年前からずっとこのシリーズのシューズを使用している。初めてランニングシューズを買いに行ったときは、正直どれを買ったらいいのかかなり迷った。でもよくよく調べるとNIKEのシューズだけが靴にセンサーを装着して走ると距離やペースをiPodやiPhoneアプリで確認できるNIKE+というシステムに対応していることを知った。今でこそGPSウォッチやスマホのアプリなどを使えば走った距離やペースなんて簡単にわかるが、当時の私にはこのシステムがとても衝撃的でNIKEのシューズを選ぶ決め手となった。
今履いているナイキフリーラン2018
そんなわけでランニングを始めてからずっとナイキフリーラン一筋だったのだが、やがてNIKEが厚底シューズに力を入れていることを知った。裸足感覚で足を鍛えるというナイキフリーランのコンセプトを気に入っていた私はこの厚底ブームを最初は冷めた目で見ていた。しかし東京マラソン2018でNIKEの厚底ヴェイパーフライ4%を履いた設楽悠太がマラソン日本記録を更新し、さらにはシカゴマラソン2018でヴェイパーフライ4%フライニットを履いた大迫傑がその設楽の記録を更新すると、いてもたってもいられず、まずはペガサスターボを、そして少し経ってからズームフライフライニットをポチった。
ペガサスターボ
ズームフライフライニット
こうしてナイキフリーラン一筋だった私のランニングライフにシューズの使い分けという概念が生まれた。練習ではこれまで通りナイキフリーランを使用し、本番ではペガサスターボやズームフライフライニットを履く。するとこれまでまったく伸びなかったマラソンタイムが劇的に良くなり、その性能に度肝を抜かれることになった。
私はこれまでフルマラソン3回、ハーフマラソンは2回走っているが、それぞれの大会の記録と使用シューズは下記のとおりである。
※タイムはすべてネットタイム
◆2017年10月1日 第1回松本マラソン
5:01:27(ナイキフリーラン)
◆2018年9月23日 第6回北信州ハーフマラソン
2:07:47(ナイキフリーラン)
◆2018年10月28日 横浜マラソン2018
4:57:36(ナイキフリーラン)
◆2018年12月2日 MINATOシティハーフマラソン2018
1:53:28(ペガサスターボ)
◆2019年3月3日 東京マラソン2019
4:13:52(ズームフライフライニット)
なんと厚底を履いてからハーフマラソンで14分、フルマラソンで44分も短縮することができた。というわけでこのまま練習はフリーランで脚力を鍛え、本番は厚底で記録を更新する。そんなやり方でなんとかサブ4を達成したいと思う。
【結論】
最近流行りのナイキの厚底シューズはスゴい。靴に埋め込まれたカーボンプレートの反発力でラクにそして速く走ることができる。ただしその分、脚力や走力が衰えてくるので(私見)、練習では反発の少ない薄底シューズで脚力や走力向上に努めるべし。
それでは今日のところはこれで。